インスリン抵抗とメタボリックシンドローム

メタボリックシンドロームとは、代謝性疾患のことで、一連の代謝異常です。
メタボリックシンドロームの根底にはインスリン抵抗があります。
原因としてのインスリン抵抗がその症状となる様々な現象を起こします。
あなたは肥満かもしれませんが、肥満でないかもしれません。
コレステロールが高いかもしれませんが、正常値かもしれません。
高血圧かもしれませんが、血圧は低いかもしれません。
中性脂肪が高いかもしれませんが、そうでないかもしれません。
確かなことは、インスリン抵抗が増加し始めると、このような代謝性の症状となって現れてきます。
メタボリックシンドロームは肥満をイメージするかもしれませんが、肥ってなくても代謝異常は起こるのです。
医療は肥満、高血圧、高脂血症を病気として扱いますが、これらはただの症状です。
投薬でこれらの数値が改善すると病気が治った気にさせられますが、症状を抑えているだけで、
これらを起こしているインスリン抵抗は悪化していきます。