レクチン・・・あらゆる植物が持ってる植物毒

レクチンフリー

グルテンフリー食というのがあるが、グルテンというのは、レクチンの一つ。

いわゆる糖タンパク。

レクチンというのは、グルテンだけでなく、それ以外のあらゆる植物にある。

レクチンは草食動物の消化器系の中で、炎症を起こします。

 

草食動物で思い浮かべるのは、キリンとかサイトか大きなものもあるが昆虫も草食動物。

食べれないように、レクチンを体の全身に植物が仕込んでいる。

 

これは消化管を覆う膜があるが、膜に反応することでそこで炎症を起こしていく。

炎症が起こると栄養素の消化や吸収が起こらなくなる。

そうするとその動物は死んでいくか弱っていくしかなくなる、栄養が入ってこないので。

 

食べても、レクチンのおかげで小腸が弱ってるので栄養を吸収できない。

例えば、マクロビとかビーガン食とか植物に偏重に食事をしてる方々は、レクチンの影響を受けやすいので、

そこは自分の体調をしっかりと見ながら、どんな植物を食べていくのかという事は気を付けていかないといけない。

 

第一防衛ライン

レクチンだけではなく植物毒に対しての防衛ラインというのがあって、鼻と唾液に含まれる粘膜がレクチンを捕獲して、それ以上出てこないようにする。

 

第二防衛ライン

胃酸の中でこのタンパクが分解される、ところがグルテンなんかのようなものは胃酸の中をすり抜ける。

その前に胃酸が強い、強い胃酸をしっかりと持ってるという事が重要。

人類は元々腐肉食をしてたので、その中で胃酸のpHがものすごく低い、健康な方で1.5くらい。

ところが、最近は、起こるのは胃酸が強いせいだと言われ、これも誤解で、胃酸を抑える薬なんか飲んでる。

そうすると、植物レクチンなんかを簡単にすり抜けていって、腸内で炎症を起こしやすくなる。

 

第三防衛ラインとして、

口内の微生物、腸内の微生物がレクチンの分解を行う。

 

第四防衛ライン

粘膜がレクチンの捕獲、分解を行ってくれるはずだが、やはりこれが得意じゃない人が、

こういう防衛をしていくことが得意じゃない植物、いわゆる耐性がついてない植物というのがあるので、

それは意識をしながら、自分の体に聞きながらちゃんと調整をしていかないといけない。