KD(ケトジェニックダイエット)の重要

てんかんの治療に成功裏に用いられているKDです。

てんかんなどの神経系障害の治療にKDを用いることが、世界中で増加しています。

KDがてんかん発作の治癒や神経活動の発生に有効である可能性は、医療や研究機関での1世紀にわたる実績からも明らかです。

また、急性または重症の障害を治療するために、代謝におけるKDの治療的役割を認識するための取り組みも行われています。

KD治療を始めた3か月間は初期検査期間とされ、その後の治療継続期間において患者の中途離脱期間を行う必要があります。

KD治療(食事中の脂肪:炭水化物の比率が4:1)を受けている個人は、治療の2〜3か月間にてんかんの発作が50%以上減少することが分かっています。

 

てんかん発作の効果は最初の2-3か月に現れるのです。

これは、違う観方をすれば、糖代謝から脂質代謝への移行は2-3か月かけて徐々に行われることを示しています。

最初の2週間でケトン体を作り、ケトン体を使えるようになっていくのですが、その後身体はゆっくりと脂質燃料に順応していくのです。